屋根工事

建物の主要構造部の一つである屋根を、雨や雪、直射日光などから守る薄型スレート(カラーベスト)の施工を行います。

施工の流れ

①設計上の確認

  1. 気象環境(強風地域・積雪地域・火山、温泉地域かどうかの確認)
  2. 敷地条件(防火地域・準防火地域かどうかの確認)

②屋根下地の確認

合板下地・硬質木片セメント板・コンクリート下地かを確認。
※上記設計基準、屋根下地によって施工方法が変わります。

③下葦材(ルーフィング)施工

③下葦材(ルーフィング)施工

以下設計上該当なし・合板下地の場合、下葦材は屋根全面に施工。

縦の重なりは100mm以上、横の重なりは200mm以上、壁あたりの立ち上がりは250mm以上で張り必要部位には2重に増し張りをして雨水の侵入を防ぐ。

④捨て板水切り板金取付・材料上げ

④捨て板水切り板金取付・材料上げ

屋根下地の小口、壁取合い箇所など、特に雨水の侵入の怖い部位に捨て水切りを取付、材料は滑り落ちないよう十分注意してならべる。

⑤カラーベスト施工

⑤カラーベスト施工 1
⑤カラーベスト施工 2

1.軒板(スターター)を張る。小幅物が端に入らないよう割り付けし、軒板の出寸法20mmを確保して4本の釘で留め付ける。

2.本体を張る。合わせ印で横ライン・縦ラインを合わせ、4本の釘で留め付ける。2段目以降2分の1または3分の1ずらしてジョイントがずれるよう張り上がる。 (本体が完全2重張りになる)

3.必要部位は隅切り・肩落としのカットをし、雨水の侵入を防ぐ。

⑥仕上げ板金水切り取付

⑥仕上げ板金水切り取付

本体切断部分に笠木・タフモックを打ち、防水処理を行い板金を取り付ける。仕上がりは屋根面に余り段差が無くスッキリと落ち着いた仕上がりになる。

建設事業部の施工事例